イリアス第十一歌


一方、髪美わしきヘレネの夫アレクサンドロスは、その昔、国の長老と呼ばれたダルダノスの子、
イロスのために築かれた塚に立つ石碑に寄りかかり、軍勢の牧者ディオメデスに狙いを定めて弓を構えた。
ディオメデスは剛勇アガストロポスの胸からは胸当を、肩からはきらびやかな大盾を、また堅固な兜を外そうとしていたが、
こちらが弓を引き絞って射放てば、矢は彼の手から無駄には飛ばず、相手の右の足の平に当り、
ぐさりと貫いて地面に刺さった。

(岩波文庫 松平千秋訳「イリアス(上)」348.15)


































最初の絵、全然武具はぎとってねえじゃねーのというツッコミはなしの方向でお願いしますよ。
ああ、画力が降ってこないかしら!\(^o^)/


ここで真っ先にオデュッセウスが助けに来てくれるのがね!またこれがね!
このあとの、どんどんやられて、でもどんどん助けに来てくれる感じがたまらなく好きです。


(2009)


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