神々の寵児







アテナ様からの直接的すぎる至れり尽くせりを受けられるディオミーさんがうらやましい!

その分トロイア側の神々には嫌われて、帰国後はアプロディテ様から散々な目にあわされる彼ですが、
アレスくんに嫌われたところでアテナ様の加護があるなら全く問題はないですし、
トロイア戦争後はアポロンをも信仰し、かの神のための競技会まで制定したそうですから、
アプロディテ様の気がお済みになったあとは、平穏無事に国を治めたんじゃないかなあと。

いや、基本的にはちゃんと信心深いのよね、彼は!
アプロディテ様の件だって、若気の至り+アテナ様の言いつけをきちんと守った結果だものね!
アポロンに槍を向けたのも、後でああしてごめんなさいしてるわけですし…
(いや、でもそれで許してくれるアポロンも寛大だよね!アプロのいやがらせを見て満足したのか、
アテナ様の目が怖くて何も手が出せなかったのか、はたまた…)

そして最終的には天に加えられて神になったとか、エリュシオンに行ったとかいう説があるのですから、
ほんと愛されてるよね!ディオメデスは!オデュッセウスに少し分けてあげてほしいものです。

いやしかし、ダンテさん式の末路も悪くはないなと思ってしまう私です…
同じ炎で焼かれてるって!それはダンテさん、アレですよね…ディオメデスが10歌で言った
「炎々たる猛火の中からでも、揃って無事に帰ってこられると思う」発言を意識しましたよね…?!(違うか。



ちなみに今日はディオメデスのネームデイでしてね!
ギリシャ正教の各聖人の祝日。 ギリシャには、ほぼ毎日のように誰かしらの聖人の祝日が設定されていて、
その日はその聖人にちなんだ名前を持つ人のお祝いをすることを言うのだそう。


クセがなさすぎるが故に、あのくせ者揃いの英雄たちの中でなかなか表舞台に立つことのできない彼ですが、
私はこんなにも貴方を愛しているぜ!という気持ちをこめつつ。


(2011.8.16)


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